まーくん

ブレードランナーのまーくんのレビュー・感想・評価

ブレードランナー(1982年製作の映画)
3.8
『ブレードランナー』1作目

放射能で汚染され、酸性雨が降りそそぐ2019年のロサンゼルス。
優れた肉体と高い知能を持った人造人間"レプリカント"が人間を殺害して逃走する。
レプリカント専門の殺し屋、デッカードは彼らを処分するよう依頼を受ける、、、

それまでのSF映画で主流だった明るくハイテクな未来都市のイメージを打ち破り、薄暗く環境汚染にまみれ酸性雨の降りしきる退廃的な近未来の都市を描いた事は当時としてはかなり新鮮で画期的であっただろう。

リドリー・スコット監督が訪れた歌舞伎町をヒントにしたために日本語や日本のような風景が多く描写されており、ハリウッドのトンデモ日本が好きな僕としては最高。

ラストのロイ・バッティが俯いて鳩が飛ぶシーンが最高に好き。


「おれは お前ら人間には
信じられぬものを見てきた
オリオン座の近くで燃えた宇宙船や──
タンホイザー・ゲートのオーロラ
そういう思い出もやがて消える
時が来れば──
涙のように
雨のように・・・
その時が来た」
まーくん

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