ゆー

レナードの朝のゆーのレビュー・感想・評価

レナードの朝(1990年製作の映画)
3.9

「あの子が健康で生まれた時は当然のように思いました
意識もしませんでしたよ
"健康な子を授かるのが幸運なことだ"なんて
"人生の幸せだ"なんて
でも病気になった時は
当然とは思わずに私は神を恨みました
"どうしてこんな不幸が"って」

この映画で学べる事は
お母さんのこのセリフに詰まってる気がした
日々の幸せは意識せず、不幸は天誅のように感じる



ご飯を食べてトイレにも行けて人と会話が出来て、誰にも止められる事なく好きな時に外に出る事が出来て、行きたい方向に歩いていける
これがどれほど幸せな事なのかは意識せず通り過ぎていくのに不幸が起こった時には自分はなんて不幸なんだと嘆く


何を持って普通というかは人それぞれだし普通に過ごせる事がどれだけ幸せかなんて事は映画を観なくても根底ではみんな分かってるはずだけど、こうやって作品や人の人生を通して改めて思い出すのは大事だと思った
ゆー

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