母の交際相手が原因で鳥取に家出した泉ちゃんに偶然出会う寅さんと追いかける満男を描いた男はつらいよシリーズ第四十四作
階段を滑り落ちたり、
何も考えずに鳥取に向かったり
砂丘で転がり落ちたり、
無様な姿を見せることもあるけど
真っ直ぐに恋する満男を見てると
寅さんと重なる部分があったり、
寅さんとは違うところも
あったりでとっても微笑ましい
吉田日出子さん演じるお聖ちゃんは
方言とか話し方が可愛くて愛嬌ある
こっそり寅さんの手の甲を
つねるシーンめちゃめちゃ好き
どの話でもそうやけど、
寅さんの失恋に対してみんなは
笑ったりいつもの事かって気にせんけど
さくらだけは「バカね、お兄ちゃん」って
毎回悲しんでてその姿がほんまに胸に沁みる
そろそろ寅さんの終わりを感じて
そう考える度に胸にぽっかり
穴が空くような寂しさを感じてしまう
「真っ直ぐうちに帰るかな？
いや、帰るわけねぇな」
三平ちゃんにサクラをやるよう説得して
みんなに呆れられる寅さんに笑う
ほどほどに愛する大切さを語ったものの
「お前がほどほどに愛したことあるか？」
ってタコ社長に言われるシーンは
ほんまその通りすぎて笑っちゃった
母親との喧嘩で家出して鳥取に来た泉ちゃんに
なんの縁もないのにご飯を作ってあげる
おばあちゃんが優しくて心温まる
鳥取砂丘でただただ待ち続ける満男が可愛い
転げ落ちながらも駆け寄る姿も愛らしかった
お聖ちゃん、可愛いのに色気もあって
寅さんはよくこんな人に言い寄られても
自我を保つことが出来るなって感心する
まぁ今回は満男の手すり事件のおかげかもやけど笑
手すりが壊れて落ちた満男が
水溜まりみたいなところで溺れるって
バタバタしてる姿可愛かった
御前様と縁側で話すシーンで
さくらの笑いが漏れるところ大好き
正月に友達と出掛けるって言って
親を振り切った満男が泉ちゃんが来たことで、
家出たばっかりやのにただいまって
戻ってくるシーンとか寅さんと重なる
さくらに失恋のことを話してないと思って
満男の成長を感じてたけどほんまは
めちゃめちゃすぐに話してたの笑った
「寂しさなんてのは歩いているうちに
風が吹き飛ばしてくれらぁ」
