このレビューはネタバレを含みます
※Filmarksの見放題サブスク一覧には反映されていませんが、Amazon prime『藤子・F・不二雄 生誕90周年記念 映画併映作傑作選』のラインナップとして収録されています。
『のび太の結婚前夜』を観た流れで未視聴だったコレもついでに観たんだけど、こっちも傑作でした。
ジャイ子のはじめての同人誌制作を応援するジャイアンをのび太たちが陰から応援するストーリー。ジャイ子が捨ててしまった同人誌を手分けして集めるシークエンスで、ページが足りない事に気付きながらもみんなに「おかげで全部集まったぜ!」とお礼を言って家に返し、残りのページを一人で探して回るジャイアンの漢気。その姿にお兄ちゃんシンパシーを感じてジャイアンに気付かれないように手助けしようとのび太に持ち掛けるドラえもん。ジャイ子の為に奮闘するジャイアンの背中をみて「かっこいいね」とつぶやくのび太。よすぎ。こいつら精神年齢こんな高かったか?
あと、元々ドラえもんはのび太とジャイ子が結婚する未来を阻止しようというタイムパトロールも真っ青の過去改変計画によってセワシが送り込んできた存在で、『のび太の結婚前夜』では無事しずかちゃんと結婚する未来に修正されている。それならジャイ子の運命はどう捻じ曲がってしまったのだろう?…と常々疑問に思ってたんだけど、今回そののび太の運命を吸収させられた可能性がある人物(茂手もて夫)が登場したことも設定オタクとしてはアガるポイントだった。この見た目で茂手もて夫て。いや良いヤツだけど。親から「モテオ〜」って呼ばれんのも嫌だな。