スリザリン寮生

ロスト・イン・トランスレーションのスリザリン寮生のレビュー・感想・評価

4.0
映像、色使い、ソフトで儚げで、その雰囲気を感じられるだけで価値がある映画。個人的な感じ方ですが、色でいうと、映画の中のピンクと水色と灰色が印象的。ピンクのパンツが可愛い主人公が、他人だけどほっておけなくて、必ずしもハッピーエンドじゃなくて、でも正しい答えなんかきっとなくて。
物憂げで何を考えているのか分からない表情のスカーレットが印象的で、映画を観た後は彼女が非現実的な話の展開と合わせてずっと頭の中にいます。現実から遠ざけてくれる。映画はこうでなくっちゃ、と思わせてくれます。トリップしたいなら、ぜひ。