こーへー

百年恋歌のこーへーのレビュー・感想・評価

百年恋歌(2005年製作の映画)
3.5
‖レンタル‖
この映画は三つの時代の恋愛を通して、何かを感じる事ができるという点が素晴らしいです。
オムニバス形式になっているので、それぞれの点数をつけてみました。

4.3
まず一作目。
1966年が舞台。
流れるようなストーリー最高!
セリフに合わせて流れる幻想的な音楽も良い。食べ物に例えると『ゆずポンがかかった豆腐』。
この監督の作品は初めて観ましたが新たな発見。
ただ自転車に乗っているだけのシーンでも、撮り方次第で名作に観えてしまう。恐るべしホウシャオシェン監督。

3.1
続いて二作目。
バックミュージックとして三味線のような気持ちの良い音が常に流れている1911年の話し。
(歌はありますが)サイレント映画になっており、時代を感じる事ができたのはよかったです。でもストーリーに躍動感がないように感じました。

3.2
百年の時が流れ2005年。
正に百年恋歌!
こちらも面白くはない。
でも、スーチーがよすぎる!!
まずロックな髪型がかなり似合う!
ガラス越しに口論するスーチー。
スーチーの長回しショット。
ファンとしてはありがたい。


そして、3つの平均で3.5です。
また全体をまとめて思ったのが、文化の進歩について。携帯って便利なんだけど改めて悲しい道具だと思いました。
昔は手紙なので、友達が隣にいるのに携帯をずっといじっているなんて事はありませんでしたが、今は悲しいです。使い方って大事ですね。