じぇんぬ

グロテスクのじぇんぬのレビュー・感想・評価

グロテスク(2008年製作の映画)
4.3
【日本のグロも負けてない】
倫理観が問題視され海外で上映禁止になった邦画。

ゴア描写が好きな自分にとっては、なんだか誇らしいね笑

【あらすじ】
男女がとある1人の男に誘拐され監禁・拘束される。"真実の愛"が見たいと言われ、それを証明するために様々の拷問を受ける2人。一体男の目的はなんなのか。

【ゴア描写が熱い!】
上映時間はかなり短めに設定されていますが、SAWに負けず劣らずのゴア表現を堪能できました。

かなりしっかりカメラに解体描写が捉えられてるため見るに堪えないという方もいると思いますが、個人的にはまだまだいけるな〜というレベルでした。

ただ、怖いのは解体した後どうするか。
人体をどう使うかという目的に倫理観がないな〜と感じました。

ここで言うところの"真実の愛"が目的に当たると思います。

【大迫さんver.2】
白石晃士監督作品には度々、大迫茂生さんが登場されますがコワすぎ!の暴力性の高い工藤Dの印象が強いかと思います。

しかし今回はシリアルキラーの様な猟奇性と冷酷さを持つ役柄で、言うならば「バトル・ロワイヤル」の北野武が近いかと思います。(顔も似てるしね笑)

阪元裕吾監督の「ベイビーわるきゅーれ」でもモブキャラとして登場されたり、「オカルトの森へようこそ」ではカタカタと踊る信者を演じたりと様々なバージョンを持つ大迫さんの演技に注目できた作品です。

【ここが好き!】
結局グロ映画だと思って、オチは雑かと思いきや『まだあるんだ!続くんだ!』とばかりに男のその後を客観的に見守ることができ、その姿に少し肩入れしてしまう様な造りが面白いと感じました。
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