このレビューはネタバレを含みます
パーフェクトブルー、パプリカ、千年女優を手がけた今敏監督の作品。
絵のタッチや作品の雰囲気は監督の味が出ているが、内容は上記とは異なり、癖なく誰でも観れるハッピーエンドなもの。
ホームレスと家出少女の3人が赤子を親元へ返す物語だが、まるで赤子が神の使いと思わせるほど幸運が舞い込んでくる。
人にはそれぞれの歴史があり、ホームレスや家出した背景なども考え深いものがあり、今の歳で見返すとまた違った見方に変わる。
ギンさんの、いつ何時だって子供を忘れた事はないという言葉に嘘偽りないものなんだなと思った。