このレビューはネタバレを含みます
1998年当初では斬新な作品。
人は誰もが一度は考える、自分を中心の世界。トゥルーマンはテレビ番組のドキュメンタリーとして全世界に放映されつづけ、その事実に自分だけが気づいていない。
所々のCMシーンや伏線は2回目観た時でも面白い。
この作品の面白いところは、ラストシーンである。番組を観ていた人はあんなに入れ込んでトゥルーマンショーを観ていたにも関わらず、終わった途端に「次の番組表は?」と言い、そこで映画が終わる。
トゥルーマンのその後を気にかける様子もなく、ただ一つのコンテンツが終わったという認識。
トゥルーマンの事を本当に想っていたのではなく、ただコンテンツが好きなだけだった。