2秒前

危険な場所での2秒前のレビュー・感想・評価

危険な場所で(1951年製作の映画)
-
ファーストショットからずっとアスファルトは濡れて色気を放っている。対比して広漠な雪原も良い。
ギラギラと光るナイフに丸腰で対する小屋のシーンの緊張感。一気呵成になだれ込む追跡劇。そして呆気ない結末。
ロバート・ライアンと足取りのおぼつかないアイダ・ルピノが並んで歩くシーンにスクリーンプロセスが使われていて、黒沢清が常々言っている車での走行シーンのような異次元感があった。
車がまるでタイムマシンのように時間を飛ばす機会として使われていて面白い。
82分。傑作でした。
2秒前

2秒前