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危険な場所でのnのレビュー・感想・評価

危険な場所で(1951年製作の映画)
4.0
もぉ〜いい。
ニコラス・レイはほんとに考えが合うというか、その美学に共感する。

都会で刑事として働く主人公。日々仕事をこなすが、その実は孤独と不安に苛まれ、捜査方法も荒々しく、暴力的になっていく。
ついに上司から問題視された彼は左遷?を言い渡され、田舎に特別捜査官として赴任することに。
そこで起きたある少女の殺人事件の捜査をする中で、主人公はある美しい盲目の女性と出会う。その女性に特別なものを感じる主人公だったが、その女性には弟がおり、どうやら弟が事件に関係しているらしい...みたいな話。

基本的には都会の孤独とか、オトコとして生きることのツラさみたいな話で、こういうのほんと好き。そこに暴力のフレイバーだからな。そして夜の街&道。
殺伐としている一方で、ヒトの体、肌に「触れること」の美しさみたいなのも感じたり。冷たさの中の熱っていうかさ。好きなものだらけよ。
そんでこれが82分ていうんだから驚異よ。

「孤独を感じないという人ほど孤独なのよ」
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