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地獄の警備員のざべすのレビュー・感想・評価

地獄の警備員(1992年製作の映画)
5.0
黒沢清監督が国際的に評価され始めるきっかけとなった『CURE』の一つ前の作品。
長編映画4つ目の初期?作。(※長編映画3作出した後、数年間テレビドラマとVシネマで活躍していたので、この4作目を“駆け出し時”と表現するかは疑問)
映像含む表現力は後の作品と比べると荒削りなんだけど、荒削りながらのパワーを感じる怪作。

奇人変人好きの自分にはたまらん映画だった!
多くの変人奇人が登場する。
大杉漣が演じる久留米の「…帰ろ?」、たまらんなァ!!
殺し方も多彩で超楽しい♡♡

ただもし、黒沢清監督作品に馴染みがない人の場合はどうなんだという疑問が。
独特な作風なので合うか合わないかはハッキリ分かれると思う。
でも暴力表現が大丈夫で、変態とか好きです!!って人にはぜひ見てもらいたい映画!
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ちなみに作中に印象的に映される絵画はゴヤの『我が子を食らうサトゥルヌス』
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