地獄の警備員のfilmoutのレビュー・感想・評価

序盤は富士丸の殺人に対する理由や動機があるように見えるが、徐々に実存主義的な問いを抱えながらも殺しに対しては超愉快犯になっている。ホラーとしても一つ一つ方法が違うのは見どころだけど登場人物のほとんど上滑りしているようなセリフは気になった。特に長谷川初範は何に出ていてもこうイマイチ中身を感じない喋りというか。

階段、室内、廊下などフレームの外側を感じさせるショットの積み重ね。

空気感では昔プレステのソフトであった『クロックタワー』を思い出した。