じょー

ダーウィンの悪夢のじょーのレビュー・感想・評価

ダーウィンの悪夢(2004年製作の映画)
3.5
知るべき事実。
もしくは、知らない方が、見ないように生きていた方が楽なのか。

これは、事実に基づいて的な映画があまりに多くて、ドキュメンタリーに手を出した。
都市伝説に近いものかと、思っていたが、あまりの国際社会の影に気が滅入る。
回転寿司の白身魚かと考えると、この悲劇が己の日常にあまりに身近で言葉を失う。

アフリカの食料危機と紛争、貧困がこんな形で作られているなんて、衝撃でしかない。
しかも、原因が外来種の魚なんて。

しかし、映像は真実ながらも妙に美しく、そして悪いことを企むような人の姿はなく、存在感を引き立て生き抜いている。
真の生命力を見せつけられたが、心は穏やかではないね。

いつかは全ての人が幸せだと感じる世界。
ぼくはそれを望んでいるし、そう考える人が増えていくことを願っている。
じょー

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