Masa

ウェディング・バンケットのMasaのネタバレレビュー・内容・結末

ウェディング・バンケット(1993年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

記憶用

・冒頭の語り口の鮮やかさ。普通は手紙のナレーションで済ませる部分をテープに笑
筋トレするマッチョ風な息子と母の過保護な声の内容。このちぐはぐさの関係性。

・その後、順を追って、ゲイである事、その環境。が明かされる。
どんな仕事をしていて、どんな性格(恋人以外の人に関しても)なのかが明かされていく。それから結婚式に向かっていくまで、非常にテンポよく畳み掛けていく。少し強引な箇所も軽快な音楽で一気に見せる。それでいて、ゆったりとした恋人たちの時間の流れも描かれている。

主人公の取り巻く環境は変わり、開始25分で完全にオモシロイ設定ができあがる。

・コメディタッチだが、しっかりとおさえた演出。僕らが知っている気まずさとか、その部分。
披露宴の開催を了承するまでのシーンで。最初は食卓、家族同士で。ちょい気まずくなりつつもきっぱり断る。次、市役所で結婚式をあげると、母がなく。やっぱり気まずい主人公。それでもご機嫌取りにレストランへ。だが、レストランでは他者を混ぜて強引に披露宴の話が進んでいく。なおも断ろうとすふが、面と向かってのお願いって断りづらいもの。ここを軽快にコメディに仕上げる。が、しっかりと、せざるおえない状況になっている。観る側も納得させられる。

・後半は割とじっくり。
関係性に亀裂が走り、各キャラクター同士が向き合っていく。
また、キャラクターたちがそれぞれ抱える秘密がなんとも愛おしいものになっている。
愛。

・1つだけ疑問がある。
父親が、英語が少しわかる、というのはどういうことなのか。そこは結構曖昧だった気がする
Masa

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