ウェディング・バンケットの作品情報・感想・評価

「ウェディング・バンケット」に投稿された感想・評価

sonozy

sonozyの感想・評価

3.5
台湾のアン・リー監督による“父親三部作”の2作目。
ベルリン国際映画祭: 金熊賞
台湾金馬奨: 作品・監督・脚本・助演男優・助演女優の5冠

台湾出身のアメリカで暮らすゲイの青年が、結婚を迫る母と老いた父のために偽装結婚で乗り切ろうとするが・・というお話。

台湾人のウェイトンはマンハッタンでアメリカ人・サイモンと暮らして5年。ゲイであることを伝えられていない母からは早く結婚するよう催促する音声が入ったカセットテープが届く。

父が心臓発作で入院した際、孫を抱くのが夢と話したというのを聞き悩むウェイトン。
両親がアメリカに2週間滞在することになり、ウェイトンはサイモンと相談し、ボロいビルを貸している女性アーティストで市民権を欲しがっている中国人ウェイウェイとの偽装結婚でひとまず両親を安心させようと決める。

3人は両親が分からない英語で話を進め、市役所の簡略結婚式で済ませるが、あっけない展開に情けないと悲しむ両親。
かつて使用人だった陳(チェン)が営む中華料理店で披露宴を行うことになり、どこから集まったのか(笑)ものすごい人数で盛り上がる披露宴が行われるが、その後の想定外の事態で状況は急転回・・・

ウェイトン、サイモン、ウェイウェイの3人の関係。
ウェイトンの両親とこの3人それぞれとの関係。
披露宴まではコメディテイストありですが、その後の展開の心理描写が味わい深い良作でした。
『推手』同様、ラストも良き。
宮

宮の感想・評価

5.0
サイモンかわい〜〜〜、、

3人の選択に正直納得いかないけどあれが全員が幸せになれる道なのかな
あそこでもう一方の選択をしたら全てがバラバラになってこの結婚に何の意味もなくなってしまう
と考えたら最善策

所々遊び心があってたのしい

「無防備なセックスをするな」がドドド正論すぎるけどね
jamming

jammingの感想・評価

4.1
アンリー監督は
1993年にこんな素敵な映画を
つくっていたんですね。

今 上映して欲しい。。

台湾の披露宴後の
押しかけが凄すぎる。
Kir

Kirの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ゲイの男が偽装結婚する話。

設定がまず面白くって、何でもない話しなんだけど、この何でもなさが素晴らしかった。

多様性という概念を更に超えた展開も良かった。

中国父的な表現が良かったのかな。小津作品に例えるのは好きじゃないけど、その現代版みたい。

親父のアイドントアンダースタンド、母親のウェディングドレスを着た貴方は幸せそうだったの流れも好き。

またオチの結婚式の写真を嬉しそうに眺める絵に🥲

監督のセンスを改めて感じた作品です。
民族や家父長制とセクシュアリティの問題だけでない。
資本家ゲイと貧困女性の微妙な緊張関係が埋め込まれている。
大団円にみえるようで決してそうでもない。
いち麦

いち麦の感想・評価

4.0
《台湾巨匠傑作選》サイモンの健気な愛に支えられた人々の束の間の饗宴。偽装結婚披露宴の乱痴気騒ぎが実に可笑しい。口に出して謂わずともお互い分かり合えてる関係が心地良い。安らかな着地点にもジンワリ来た。
くれお

くれおの感想・評価

4.0
アンリー監督 
推手 に引き続き鑑賞

本作もまた
皆んな善人で
それぞれが、それぞれの接し方で
お互いを思いやる
凄く良い話だった

ラスト、空港のシーンは
しみじみとジンワリきた
『ユリイカ2021年8月号 特集=台湾映画の現在』より。

同性愛(異性愛規範)、移民問題、国際恋愛、セクシズム、家父長制家族、ホモソーシャル、アジア圏の「飲み文化」等々のトピックが全て詰め込まれていながらも最終的にはハートウォーミングな話に終結させてくれるところに人間への愛を感じてよかった(最近こんなことばかり言ってますが)。
1993年に台湾とアメリカ共同でこういった映画が制作されていたことに感動するとともにこの中のトピックがどれだけ解消されているかと言われると微妙…。あとは作品内では明言されていないけど女性による男性への性的暴行に対する意識の薄さはやっぱり年代的なものなのかしら…。
特に物語前半はコミカルなタッチで描かれていて、後半になるにつれて眉を顰めてしまうようなシーンも多かったけど、最後がああいう終わり方してくれて救われた…。
雨と月

雨と月の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!
コメディタッチなのでサラッと見れる。登場人物もだいたいいい人なのでLGBT映画の入り口としてとてもいいのではないか。

軽い気持ちで嘘ついたらどんどん大事になって…2人で父になるっていう選択肢はほんとにいいのかよって思ったけど笑、これサイモンが拒否したら修羅場だよな…笑

父親は気付いていて見守ってるのたまらなかった。サイモンとのシーンがよかった。

台湾の結婚式って日本と似てる部分多いね。映画は派手すぎて笑ったけど。
fumi

fumiの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

アン・リー監督の父親三部作 二作目。
偽装結婚という、なぜうまく行くと思った?!って言いたくなるような計画で案の定問題発生しまくるしハラハラしちゃって胃が痛くなった
最後は丸く収まってたけどサイモンがあの提案を素直に受け入れられるの理解できない…
ひとつひとつの描写はコミカルですごく面白かった。父親の不器用な愛情表現がよかった。
結婚や結婚式における中国人の独特の風習を、台湾出身ながら20代でアメリカに渡ってアメリカ文化の中で生きる監督らしい、穏やかとも冷ややかとも取れる目線で描いている。
>|

あなたにおすすめの記事