どうしても古臭さが鼻に付く
スコセッシ×デ・ニーロ作品でこれはまだ観ていなかったので鑑賞。
14年の刑期を終え出所したマックス(ロバート・デ・ニーロ)が当時、性犯罪を嫌うあまりに減刑するどころかまともに取り合わなかった公選弁護士サム(ニック・ノルティ)とその家族に復讐を仕掛けるストーリー。
アラサーの自分が今作を観て感じた事はただ一つ。「何だか演出がどれも古臭いな」でした。(実際古い作品ですが)
とても時代を感じるOPシーンとエンドクレジット後の演出。しつこいくらい流れる耳をつんざくような単調なBGM。とにかく露骨に古臭さを感じてしまうところが多かった。
それとは別に、強烈な復讐心のせいか人間を辞めてそうな超人っぷりを発揮するデ・ニーロや思春期の女の子の繊細さを見事に演じていたジュリエット・ルイスはとても良かった。
もっと昔に出会っていれば評価が変わっていたかもしれない映画でした。
グレゴリー・ペック主演の「恐怖の岬」も鑑賞して比較してみようと思います。
2022 #38 字幕