このレビューはネタバレを含みます
約2時間半ずっと陰鬱な雰囲気で因果応報な物語
監督と錚々たるキャスト陣に釣られて鑑賞。デル・トロ監督といえば作品に奇怪な生き物が出てくるイメージだけど今作はほぼ無し。めっちゃ硬派。
原作小説も1度目の映画作品も全く知らないけど比較的面白かった。
所謂フィルム・ノワール?ってやつで、1940年代アメリカの田舎のジメッとした感じや、都会の上流社会の綺羅びやかな描写がすごく良い。
150分間ひたすら暗くて重い雰囲気の中、「自身の欲に屈し先人の忠告を無視して一線を越えた主人公」の生き様を体感できた。
(浮浪者から金持ち相手のショーマンを演じたクーパーと妖艶なケイト・ブランシェットは勿論、ルーニー・マーラとウィレム・デフォーが個人的に良かったなぁ)
2024 #24 字幕