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予告された殺人の記録のnemo取込中のレビュー・感想・評価

予告された殺人の記録(1987年製作の映画)
3.5
ゼミの授業で観て以来の久しぶりに鑑賞です
「百年の孤独」で有名なG. ガルシア・マルケスさんの同名小説
次々と登場人物が現れる作風で、誰も防ぐことの出来なかった過去の殺人事件を探偵となって語っていくような作品です

コロンビアの港町
カモメの糞まみれに汚される白いシャツ
パナマ帽をかぶった資産家男性
女性の処女性へのこだわり
閉鎖的な共同体の名誉のために殺される者
25年にわたる愛の便り

結婚式で集団でダンスしながら会場まで移動するのが一番記憶に残っていましたが、登場人物の名前を覚えるのに苦労するマルケスさんの原作よりはわかりやすくまとめられていて、今観てもなかなか味わい深い作品でした
60年代を中心に様々な映画音楽に携わり、ラウンジミュージックでも人気なイタリアの巨匠Piero Piccioniさんの音楽もよい感じです
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