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20世紀少年<第2章> 最後の希望のTorichockのレビュー・感想・評価

1.9

「20世紀少年 第2章〜最後の希望〜」

という2作目は、一番マシな作品。なぜマシなのか、その大きな理由は最終章で書きますが、小さな理由として、最終章に向けての布石作りのためのつなぎ映画。でも、そのつなぎ程度の作品というちから加減が、逆にヘタクソな映像表現をうまく中和しているんさじゃないでしょうか?
木南晴夏ちゃんや小池栄子のはまりっぷりと、演技はどうかと思うけど、カワイイ平愛梨などなどの素材はなかなか。
まるで、不味くて有名な定食屋さんが、調理する時間がなくて、適当に作って客に出したら、むしろいつもよりは食べれる味になったような映画。
それでも、褒められたものにしないのが、ザ・堤演出。
"お前、あいつか..."などなどの、普通の人間なら絶対に言わないだろう、謎のセリフが飛び交う珍作っぷりは遺憾なく発揮しています。
それでも第1章のように、20分くらいカップヌードルを放置したような間延びしきった映画というよりは、高校生のマラソン大会くらいのダラけ具合に減っていたように思えました。
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