17歳の吉永小百合の凛とした雰囲気、キラキラした瞳がモノクロ画面からでもわかる。
東京オリンピック開催の直前という時代背景で、実際に高校進学もままならない家庭がどれくらいあったのかはわからないが、とにかく貧乏でもへこたれず元気ハツラツな女の子。
そして、これまたお父ちゃんの典型的ガンコなダメおやじっぷりも秀逸で、吉永小百合を皆応援したくなってしまうような作りになっている。
余りにも優等生すぎて今の時代の感覚で見ると嘘っぽく感じてしまう部分もあるけど、そんな捻くれたこと言ってないで、勉学や勤労に勤しむ姿の美しさを素直に感じたいとも思った。