超空間コベ

眠狂四郎 悪女狩りの超空間コベのレビュー・感想・評価

眠狂四郎 悪女狩り(1969年製作の映画)
4.0
市川雷蔵、最後の眠狂四郎。
本作公開の半年後に永眠。

陸軍中野学校・三好次郎 vs
スパイキャッチャーJ2!!☆

夜道に凶刃を振るい、白昼に
女を犯す、ニセ狂四郎が出現。
その正体は、J2こと江原真二郎!

凶行の理由は、隠れキリシタン
国外逃亡援助の見返りであった
のだが…。

「金や名誉の為に神を裏切った
悪魔を、神を罵る眠狂四郎の
名の元に斬る事こそ、神の御心
に沿うものだ…!」

最後の決闘を前に雷蔵が言う。
「眠狂四郎が何人居ようと構わん
と思っていたが、狂四郎はやはり
一人でなければならん…!」

そして、江原と雷蔵の
円月殺法vs円月殺法が
ついに雌雄を決する!

「この先、何人の眠狂四郎が
現れようと、本物は俺一人だ」
と言っている様にも見える、
雷蔵、最後の勇姿。☆

最終作である事を意識して
作られた訳ではない今作だけど、
転びバテレンとのハーフという
狂四郎の出自を意識した感じも
含め、図らずも見事に締め括った
ラストだったね…。♪


【その他の特筆点】

▼白塗りの雷蔵マスク(笑)
▼白黒ガッチャマン部隊
▼いつに無くアクロバティックな
狂四郎(←吹替え)
▼毒殺を謀った裏切り侍女が
自分でそれ飲む命張ったボケ
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