コオリ

ホテル・ルワンダのコオリのネタバレレビュー・内容・結末

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

これまた当時観た時の感想。

二日連チャンで映画~。
「観たい映画」ってどうして時期を同じくしてやって来るのか…。
この時期、まだまだ「観なくちゃ!!!」って作品がイッパイある。
メジャーモノはしばらくやってるだろうから良いとして、
マイナーモノは気付いた時には「???」って事がよくある。
ってことで、
「ホテル・ルワンダ」にしてみた。

う~ん…。
感想を書くのが難しい作品だった。
日本人として「民族紛争」というものを「理解する」のは非常に困難だ。
「何故そこまで?」という言葉しか浮かばない。
しかも「アフリカ人全体」が他の国々から差別を受ける中で、
何故「仲間」になれないのか…。
軽々しくこんな事を言ってはいけないと思いながら
「漠然と」そんな風に感じた。
私的に、この映画のメッセージを読み取るならば
「生命の尊厳」ということだろうか…。
国籍がどこであれ、民族がどうであれ
「生命の重さ」
に変わりはないと思う。
でも…
「救われる生命」と「救われない生命」がいつでも、どこでも存在するのだ。
そこには「損得勘定」が付き纏う。
そんなモノで「測れる」はずはないのに…。

ポールの言葉で最も印象に残った言葉
「電話での会話でしかないけれど、そこで手と手を
つないでいる、と伝えるんだ。その手を離された瞬間
に私の生命は亡くなると…」

自分の身に起きていない事を「現実」として受け入れるのは
どんなことだって難しい。
でも、楽しい事も、悲しい事も、ほんの少しだけ
「自分がその立場だったらどうなのか?」
って考えて行動すれば
楽しい事は倍増し
悲しい事は半減する
ような気がする。
「他人と自分」
いつ、その立場が逆転するか分からない。
そんな風に考えたら、もう少し穏やかな時間が過ごせるように思うケド…。
ここのところ、人が殺される作品ばかりを観ている。
次は少し「ほのぼの系」にしないと、さすがに気が滅入るかも…。ふ~~っ。
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