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ホテル・ルワンダのcatherineのレビュー・感想・評価

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)
4.5
授業で観ました。目を背けたくなるような残酷な争い。
残酷なシーンは直接写していないけど何が行われているのかものすごく伝わってきて恐ろしかった。最初は家族を守りたいがために奔走していたけど最後には目の前にある命を見捨てられなくて全員助けた。
駆けずり回って賄賂を使って全員助けた。
これは一部の裕福な人々が描かれているから、民間人はもっと酷いことになっていただろう。
これは実話だけど他にも殺された100万人分の物語があるのかと思うといたたまれない。
ツチ族とフツ族。外見では区別がつかず名前を聞かないと分からないこの違いでヨーロッパ人によって優劣がつけられ、争いが起こるまでになった。本当に、ヨーロッパ人が過去に起こした罪は拭いきれないし、今でもずっと影響している。でも映画の中でも言っていたけど
「人々はテレビの画面を見て怖いねぇと話してそのままディナーを続ける」
というジャーナリストの言葉がずっと引っかかって残酷すぎる現実を自分にも突きつけられて落ち込んだ。確かに私たちはテレビを見てウクライナ侵攻や紛争を見る度に勝手に文句を言って、誰か何とかしてくれると当てにするしかない。
それを私たちに自覚させるかのようなセリフだった。
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