ラブ&ポップとなにが違うかってこれは文芸おっさんが書いたものではなく、ケータイ小説原作の、"援交少女”当事者世代のギャルが紡いだ物語だということだ
斎藤美奈子はラブ&ポップを「おやじによるおやじのための物語」といったが、ならばこの映画は「コギャルによるコギャルのための物語」と言っていいだろう。
ロマンチックだったはずのセックスも市場に出回ればただの貨幣、女子高生は己の何かに値段をつけ、それを買うおっさんの性欲に値段をつけ、遊ぶ。でも"ワリキリ”できない恋愛への憧れもどこかであって。
恋空にも”闘病ヒーロー”がでてきたが、ケータイ小説あるあるなのかな?