梅ミンツ

スパイ・ゲームの梅ミンツのレビュー・感想・評価

スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)
4.5
私の中で、一番好きなスパイ映画。好きが詰まってる。何回見てもずっと好き。スパイ映画の括りなのか微妙なところですが。ある意味正統派のスパイを見ている気になれます。
アクションはほぼなくて、頭脳戦がメインなんですよね。
弟子を救出するため師匠が暗躍する話。

ビショップを育てるミュアー。その過程がね好き。結構雑に冷酷にスパイとは、と叩き込んでいくミュアー。作戦のためにスパイはいます、というのを体現している。
で、まだ若くて色々と葛藤しているビショップ。タフそうに見えて意外と繊細で、優しいというの良い設定であります。

このボーイスカウトで銃の腕を磨いたのさ、みたいなちょっと調子乗ってる若いブラピよ。可愛い。からの、ベイルート。
これはもうなんていうか、恋愛がいつも障害になるんよな。

後半怒涛の種明かしタイムにわくわくして、ミュアーの何番目の妻?のくだりでヒューッてなって、うん、ラストのために見ていると言っても過言ではない。
勿論泣きます。

ロバート・レッドフォードとブラッド・ピットの共演は心躍りますね。
若い頃が似てる!と聞きつけ、スティングを見た記憶があります。
名俳優共演あるあるですが、今回も思ったより共演シーンは少ないのです……
あとブラピの見せ場も少ないのよ……
でも全てのシーンがギュッと濃縮されてて、少ないからこそのラストに泣けるような気がします。泣きます。

ブラッドピットの好きな映画指3本に入るかも?な、スパイゲーム。
派手さもお洒落さもないけど、スパイ映画見た!って気になれるのでおすすめです。
梅ミンツ

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