まる

悪魔のいけにえのまるのレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
2.2
グロくない!スラッシャーホラーの名作と言われていたのでグロさに耐えられるか心配だったので驚いた。
殺人シーンはあるのだが、直接的な描写はない。音と音楽、カメラワークなどで殺されたことを示唆する。

レザーフェイスのビジュアルがいい。ガタガタの歯、長いまつ毛、ガッチリとした体。
多少話のテンポがゆっくりめで、ただ人物が叫んでいるだけのシーンが続くなどするので近年のテンポが良く、リアルなゴア描写のあるホラー映画を見慣れたファンには退屈に感じるかもしれない。
ただ、レザーフェイス一家の異常性を見せるための部屋の内装の写し方、恐怖する人物の切り取り方といった芸術的な画面作り、そしてラスト、夕日とレザーフェイスの不気味な美しさは見る価値がある。
後のホラー映画や漫画へ大きな影響を与えた作品なので見ておきたかった映画。
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