RumNekko

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗のRumNekkoのレビュー・感想・評価

4.0
これこれ!! この音楽『マカロニ・ウェスタン』!
イタリア人のセルジオ・レオーネが監督。クリント・イーストウッド主演の『荒野の用心棒 』『夕陽のガンマン』に続く「ドル箱三部作」。
もともとイタリア製の西部劇はアメリカで『スパゲッティ・ウェスタン(Spaghetti Western)』と呼ばれているが、日本では淀川長治が『マカロニ・ウェスタン』って名付けたらしい。

クリント・イーストウッド演じる良い奴と、悪い奴とずるい奴の3人。裏切ったり、痛めつけたり、時には共闘したり‥。最後は大金が隠されている墓場で三つ巴の決闘になる。
セルジオ・レオーネらしい少ないセリフ、セリフのような音楽、なんとも言えない長い間合い、一人ひとりの極端なアップ撮り、ロマンス少なめ。

マカロニ・ウエスタンっぽい殺し屋が主役のものはこのあと日本でも。『木枯し紋次郎』『必殺シリーズ』。藤枝梅安(ばいあん)とか流行ったなぁ。

音楽は『ニュー・シネマ・パラダイス』のイタリア人エンリコ・モリコーネ。テーマ曲は『コヨーテ』の遠吠えに似せたつもりだったらしい。

英語の原題は『The Good, the Bad and the Ugly』、『良い奴、悪い奴、ずるい奴』。邦題の付け方が自由だね‥。続編でもないし夕陽のシーンもない。
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