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ギルダのarchのレビュー・感想・評価

ギルダ(1946年製作の映画)
3.5
「それから私は彼女を憎んだ ひとときも脳裏を離れないほどに」

ファム・ファタール映画といえばこれ!という程に男二人と女一人三角関係のみを主題にして描いた愛と憎悪の物語になっている。
何よりもリタ・ヘイワースの凄まじい色気に魅了される。ファム・ファタールってその存在の醸し出す雰囲気に強く依存していて、その本人の性格や考えって意外と普通なものだったりする。
その"雰囲気"によって狂わされていく男とセットになることでファム・ファタールの魅力が抜群に引き上げられる。その中でリタ・ヘイワースの美貌と演技は正にそれを体現していた。

『ショーシャンクの空に』で印象に残っていたシーンを見る事もでき、満足した。
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