さすらいの旅人

地底探険のさすらいの旅人のレビュー・感想・評価

地底探険(1959年製作の映画)
3.5
可愛く賢いアヒルは案内人として最高だ
【VOD/Disney+/配信視聴/シネスコサイズ】

年末になるとお決まりの習慣で何故かスペクタル映画が観たくなる。
今回チョイスしたのは古典のSF映画として有名なジュール・ベルヌ原作の作品だ。
近年では2008年のリメイク版「センター・オブ・ジ・アース」がある。これはディズニーランドのアトラクションでも人気がある。
当初この作品はディズニー作品だと永年思っていたが、あらためて観ると20世紀FOX作品だった。これは意外で驚いた。まあ、FOXはディズニーに買収されたからいいか。

さて、本作だが空想科学映画として当時の子供たちに絶大な人気を誇っていた。それと同時に、地球空洞説なるものが流行り、UFOはそこから飛来しているような架空の話も出ていた。とにかく未知の世界への冒険旅行は子供たちのあこがれの世界だ。岩だらけの洞窟の世界が中心だが、突然地上みたいな風景や巨大生物等も登場して飽きることなく観られる。今のVFXから見ると幼稚かも知れないが、その手作り感と豪華なセットは当時の最高水準だったのだろう。

それにしても、地底探検に同行する紅一点のゲタボルグ教授の未亡人カーラ(アールン・ダール)の男勝りの強さには驚く。決して弱音は吐かずに行動する姿は頼もしい。同じ同行者の若い学生アレック(パット・ブーン)以上の強度だ。あと、言い忘れたがそのパット・ムーンは「砂に書いたラブレター」で当時人気の歌手で映画の中でも素敵な声を披露している。