CHEBUNBUN

大砂塵のCHEBUNBUNのレビュー・感想・評価

大砂塵(1954年製作の映画)
4.5
【ビエンナがカッコイイ!!】
西部の荒涼とした大地は好きなのに西部劇は大の苦手なブンブン。しかし、本作にはどハマりだ。本作はゴダールやトリュフォーとヌーヴェルヴァーグ作家に愛された作品だが、それも納得。珍しいことに女ガンマンが主役。原題はギター弾きのジョニーなのに、彼は物語の蚊帳の外。基本的に寂れたバーで物語が展開されるといった型破りな演出の連続で、「次はどうなるんだろう?」とワクワクしながら鑑賞しました。オセロのように二人の女の形勢逆転を強調して描く様はカッコイイぞ!

そして何よりも、ビエンナの「ルーレット回しておいて。ルーレットの音が好きだから」という姿に痺れました。
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