ヒラリー

恋人たちの曲/悲愴のヒラリーのレビュー・感想・評価

恋人たちの曲/悲愴(1970年製作の映画)
4.2
チャイコフスキーの生と死
同性愛嗜好を隠し、自分に好意を向けた手紙を送ってきたニーナと結婚。
彼女との出会いから新たなインスピレーションを受けて作曲活動…も上手くいかず。
ニーナとは距離を置き、チャイコフスキーの音楽を愛する夫人から援助を受け彼女を愛する。
自分はチャイコフスキーの妻である事を誇りに思い嫉妬させる為に他の男に抱かれるも夫からは一報も無い現実…
一方通行の恋慕、冷酷な仕打ち
後半の怒涛の展開に開いた口が塞がらない…ヤバい画しかない…
地面の格子から伸びる無数の手がニーナの身体を弄るシーンはまじでゾッとした…
ここだけで89237点やん…
美しいチャイコフスキーの音楽と醜い人間模様(ニーナのおかん…)の対比がえげつなすぎる。
地獄の釜で踊ってる…
ヒラリー

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