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セルラーのcatmanのレビュー・感想・評価

セルラー(2004年製作の映画)
3.9
ややネタバレ気味です。

キャスティングが良い。当時50?のベイシンガー、若い頃よりもイイじゃないですか。ヒジのカサカサがリアルに歳を感じさせてくれて自然な色気がある。クリエヴァは、賢くはないけど気のいいタフなナイスガイを期待通りに好演。素直に応援したくなる。ステイサムはその存在感が作品全体をグッと締めていて、ヒーロー役よりも本作のような凄味を効かせた悪役の方が向いてるんじゃないかって思います。メイシーはメイシー史上最高のイケメン。初めは冴えないオヤジかと思わせておいてジワジワと本筋に絡んで来て最後は美味しいところを持って行くと言うお約束の展開が気持ちイイ。なお私のお気に入りキャラはポルシェをカージャックされた弁護士。クセが強くて味わい深い。
『フォーンブース』同様にワンアイディアで全編を引っ張る強引さは感じるけど、テンポアップする中盤からはそれをさほど気にさせない牽引力があって楽しめます。94分の尺もベスト。職人的手腕が光るとでも言いますか、偶にはこう言うライトな娯楽作もイイすね
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