真魚八重子

スワンプ・ウォーターの真魚八重子のレビュー・感想・評価

スワンプ・ウォーター(1940年製作の映画)
3.0
人の心の醜悪さに少し疲れてしまった。無実の罪で、毒蛇やワニが這い回る湿地帯で生きる男。毒蛇に噛まれても生きたいという意志の力で克服できるようになっているのが、脚本って思いついたら書いてみるものだ、という天啓のような場面。これが通用して(そんなに強い意志があるのか!)って感動してしまったから、脚本を書く人は非現実なことをはなから諦めないで、挑戦してみてほしい。
女にイヤなヤツがいるのが強烈。それに対する野生児で純粋なアン・バクスターが、じつは着飾れば美人というのはありがちで古風。
主人公の親の話とか、意外にややこしくてなんとなくオチの前に精神的に疲労してしまった。飼い犬の名前がトラブルって、日本だとどんな感じ?
真魚八重子

真魚八重子