いしいるか

ストリート・オブ・ファイヤーのいしいるかのレビュー・感想・評価

4.5
マイケル・パレ、最高!なにこのカッコ良さ!
あの立ち居振る舞いと渋い声!

Try it again punk.とか言いながらバタフライナイフとビンタ&ビンタ&ビンタ。これはかなり練習しました。


若きウィレム・デフォーが生まれつきの悪人顔をいかんなく発揮して最低のゴロツキ(英語で言うところのPunkというのがピッタリ!)を好演。

彼はこの後、その悪役顔で実はナイスガイという独特の境地に達するわけだけれど、さらに近年では悪役顔で実はナイスガイなんでしょ?と見せかけてホントはやっぱり悪玉!という、なんかもうこれでもか!という彼岸に達している感があるんですけど。

それにしても、前半の衣装は近所の魚屋さんが着ているようなゴムズボンを上半身裸で着用するというたまげたスタイルでもう痺れます。これもジョルジォ・アルマーニ(衣装デザイン)が関わっているのだろうか。

ところで、Tonight Is What It Means to Be Youngに「今夜は青春」という日本語タイトルをつけたその言語感覚とセンスに深い絶望を感じる。
まだ「今夜はANGEL」のほうがちょっとは(ほんのちょっとは)マシだろうなぁ。


追記
なんど繰り返し見ても、そのたびに感動と、新しい発見がある名作中の名作。

死ぬまでに見ておくべき映画ベスト10に絶対入れたい映画。

若きマイケル・パレがもうかっこよくてね、痺れる。

まさにウオルター・ヒルによる、「ロックンロールの寓話」(A Rock &Roll Fable)そのもの。
いしいるか

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