マサミチ

ストリート・オブ・ファイヤーのマサミチのレビュー・感想・評価

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往年の日活の小林旭主演の無国籍映画(生まれる前の世代だが)みたいなプロットだが、まァ、マイケル・パレがとにかくカッコイイ。

ロックンロールの寓話とゆうテロップが出るOpから自然と体が乗ってくる圧倒的に燃えるライブ場面に、その編集のカッティングの鮮やかなこと!

今ではすっかりオバチャンになってスーパーマンの育ての母なんか演じちゃってるダイアン・レインが当時はまだ18歳で、既に妖艶な魅力を放っている。

【フラッシュダンス】と並んで80年代に隆盛を誇ったサントラブームを先鞭した作品であり、ロックも含めたアメリカのカルチャーへの憧れがこれに全て詰まっていた感じがする。

【カサブランカ】を下敷きにしたと思しきラストシーンのマイケル・パレの男気、恋心を犠牲にしても歌い続けるダイアン、映画的魅力がほとばしる。

今の若い世代にこの映画の感想を聴いてみたい気もするな。
マサミチ

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