このレビューはネタバレを含みます
何とも悲しい映画。
まさに殺人ループ地獄。
もう、サブタイトルでネタバレ満載、地獄だって言ってますやん!てね。笑
想像通りの展開ですが、B級映画にしては傑作です!
現実では、終盤に出てくる交通事故で既に息子共々亡くなっている母親。
ここが地獄の始まりであり、この世での最期でもある。
映画では息子に対しての罪悪感と罰から生まれた地獄をひたすらループする母親。
そしてきっと、この地獄に終わりが来る事はない。
地獄では、地獄の業火に永遠に焼かれると言うしね…。
それでも、また息子に会いたい、救いたい許されたい一心でヨットへ乗り込む母親。
死んでから後悔したって遅い。
それでも永遠に殺人しながらループし続けなければいけない。
それが罰なのだから。
バタフライエフェクト的なループを想像して視聴してみたら、何とまさかの全てがあの世でのループ物語。
己への罰としてある地獄世界だと捉えるなら、パラドックスや記憶云々などの矛盾も納得できるかと。
全ては罰だから。
永遠に終わる事のない地獄をループしているだけに過ぎない。
実際、現実世界でこの母親はヨットになど乗っていないのだ。
その前に車の事故で息子共々既にあの世の住人。
彷徨える魂の無限ループ地獄物語。
タクシー運転手は地獄の番人、といったところなのかな。