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戦艦ポチョムキンのhokaのレビュー・感想・評価

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)
3.0
1917年に帝政ロシアは終焉しているのに、まだ共産主義のプロバガンダが必要だったのかとも思うけれど、マルクスレーニン主義を視覚化して浸透させる必要もあったのだろう。なにせ広い国だし。

共産主義の高い理想はともかく、今のロシア“プーチン帝国”の現状を憂いて立ち上がるレジスタンスは今の所いない様だ。
確かに核保有国だし、地下資源や森林などその他の資源も豊富だし、世界最大の国土だし、世界第二位の経済力を誇る中国とは共闘関係も結びやすい。であるならその影響下にあるアフリカなど途上国の協力を取り付けやすく、インドも天然ガスの供給などでロシアに依存している。中東でもサウジやクウェートなど欧米に近い国以外、例えばイランやイラクやシリアなどは時の情勢次第でロシア派になる可能性もある。

欧米とベッタリの、資源が輸入頼りの日本は、アメリカが強大である為に、敵もまた多い事を肝に銘じるべきだと思う。

このの映画は改めて《アンタッチャブル》を観て、有名なオデッサ階段を見たくて視聴しました。
確かにとても印象的でした。

One for all,All for oneは《三銃士》の中の言葉らしいが、この映画に引用されている通り、確かに共産主義のスローガンにはぴったりだ。
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