地底獣国

戦艦ポチョムキンの地底獣国のレビュー・感想・評価

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)
3.2
開巻早々にレーニンのありがた〜い言葉が出てきて引いた。ま、そういう映画だからしょうがない。

食い物の怨みは怖い。元々叛乱計画してたらしく、腐った肉のせいで予定よりも大分早く暴発してしまったという事だそうだが、そういうこと抜きにしても士気に関わる事なんだから糧食はちゃんとしておかないと。

そしてやはり圧巻のオデッサ階段!これだけ色々とオマージュやパロディやらが出てきている中でも未だ衰えぬ強度を誇る迫力の群衆シーン(共産圏の映画ならでは)と超絶ハイテンションなカット割の力よ。ちなみに実際にオデッサで大規模の殺害が行われたのは10月宣言発布の後だったりする(その年の1月にサンクトペテルブルクで起きた血の日曜日事件のイメージをだぶらせたのかも)。
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