もりたま

白い恐怖のもりたまのレビュー・感想・評価

白い恐怖(1945年製作の映画)
3.3
最初から変な違和感があって、それが最後にスッキリする、流石ヒッチコックですね。

ストーリーも物語が進むにつれてイングリッド・バーグマンの考え、振る舞いが変わっていくのでみやすくなっている。ロマンスと謎解きの塩梅がいい具合に不安定。そして所々挟まれるグレゴリー・ペックのフラッシュバックと彼自身の怪しさが残っていることにより緊張感がキープされるのでスリルも感じる。っていうか2人とも美しいね。イングリッド・バーグマンはなんか丈夫そうな肩も目が行くけどホントに美人。ヒッチコックって美人好きだよね。グレゴリー・ペックはホントにザ・色男って感じ。

なんといってもサルバドール・ダリによる夢の世界の美術ですね。これだけでもテンション上がる。美術の違和感というか歪み、みたいなものが夢感を際立たせてる。
ストーリーもいいけど、やっぱダリ。こだわってるねヒッチコック。
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