原作者のカポーティ自身が言ってるように、映画のヒロイン ホリー・ゴライトリーはM・モンローのイメージであり適役だった。
しかし「頭の弱い金髪女」に辟易していたモンローに断られ興行に於ける最大効果としてA・ヘプバーンにホリー役が舞い込んだ。
当時も今も世紀のミスキャストと言われ、役のイメージとはかけ離れてしまったが、マンシーニの「Moon River」とジバンシィによって正反対の魅力で実より名を取った作品。
ヘプバーンにモンローの「I Wanna Be Loved by You」が似合わないようにモンローでは「Moon River」のエレガント(この要素がホリーには不必要、ホリーに必要なのはエレガントでなくキュート&コケティッシュ)さが出せない、まぁ、モンローが主役ならマンシーニは指名されず、彼女に合った曲になるだろうけど。
※ティファニーにとっても色気のモンローよりエレガントなヘプバーンがビジネスとして万々歳だったろう。
※とは言いながら自分の結婚式のキャンドル・サービスでは「Moon River」とJ・バリー「Follow Me!」(キャロル・リード監督)を使いました(汗)。