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マーキュリー・ライジングのtanakaのレビュー・感想・評価

マーキュリー・ライジング(1998年製作の映画)
3.5
金曜ロードショーお馴染みの作品。90年代のブルース・ウィリス主演作品は硬派でカッコいいですね。

国民の命を守るためと言う名目の下、何の罪も無い少年とその家族の命を狙う国家権力が敵として描かれます。国家を守るために、多少の犠牲は仕方無いと言う口上を、黒幕が並べ立てるシーンがありますが、そもそも数千億円掛けて人力で解ける暗号作る点がアホだろとツッコみたくなりました。自分の失態を隠すために、その守る対象を殺すとかクズ過ぎ。その気持ちを代弁するかのように、件の言い訳を、ブルース・ウィリスが文字通り一蹴してくれたのにはスカッとしました。サッパリしたラストにも、好感が持てましたね。

余談ですが、若い頃のピーター・ストーメアがチョイ役で出てる点も見所です。
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