幸せ絶頂期と倦怠期から別離までを並行して並行して見せていく撮り方がなかなかキツい。
「俺、変わるから」と言って、本当に変わった男は見たことがないし、その言葉を信じる女もいない。
子供がいるからちゃんと仲良くやっていこうというディーン、互いに傷つけ合う姿を子供に見せたくないというシンディーはどこまでも交わることがない。
フィクションだからといって甘い幻想を見せることなく、どこまでも現実的で救いはないけれど、そこがある意味、真理を突いていて良かった。
シンディーがなぜディーンに嫌気が差したのかは見ていてもわからなかったけれど、おそらく小さなことの積み重ねだろうから、他人が観ても分からんよなあ。ディーンが最後まで本当の原因に気づいていないのもまた真理。ああ、そういうもんだよなあ。
救いがないけれど、現実もそんなもんだからよりしんどい。
以下は個人的メモ
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「愛を見つけるには感情を持たなくちゃ」
楽しかった日々と倦怠期を行ったり来たり
「もうこれっぽっちも愛してない」
別れる寸前と幸せ絶頂期を交互に見せるのらなかなかキツい。
永遠の愛を誓うシーンの後に別れる寸前のシーン
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