スローターハウス154

自転車泥棒のスローターハウス154のレビュー・感想・評価

自転車泥棒(1948年製作の映画)
3.7
2017/3/31 DVD

戦後のイタリア…失業率ハンパない時代にやっと職にありつけた父。しかし仕事に必須の自転車を盗まれてしまう。警察もアテにならず、息子と自力で探すことに…。

貧しいって嫌だね…とつくづく。
生活の為…という負の連鎖。。その絶望的なサイクルを否応なくシッカリと見せつけられてるのは、子供なわけで。。

この父親は、もう少し父親としてのプライドを持ってもいいんじゃないか…と思ったが、貧しすぎてそれどころじゃないんだよなあ。
だって、あんな子供もガソスタで働きに出させてるくらい貧しいんだもんな…
レストランでの子供目線の格差社会が辛いね…。世の中は平等なんかじゃないって幼ながらに知ってるんだろーな。
そんなどん底の家庭、社会に育ってても、子供が賢そうだったからまだ救われるものがあった、かな。