「スカパ・フローの雄牛」と渾名されたＵボートの艦長《ギュンター・プリーン》と独潜水艦「U-47」の活躍を描く西ドイツ映画。

古さを感じますが、当時の実映像を織り交ぜながらのシーンは迫力があり「潜水艦映画にハズレなし」を証明する。

余韻すら感じさせないラストのぶつ切り感はちと残念。

30以上の艦船を沈めたUボート、実在したU47をモチーフにした潜水艦もの。
①U47は民間船を沈め、二千人もの乗客を救助しなかったことでチャーチルから批判。
②ゲーリングはラジオで、それは難癖だと主張。マッチポンプだろ。
③航海日誌を書き換えろとデーニッツから釘を刺されるU47艦長。
④U47はスカパフロー（イギリス・海軍基地）にて大戦果をあげる。
ここでミッドポイント。
⑤U47艦長は一躍ときのひとに。ただ民間船の件を引きずってる。
⑥旧友の牧師がたずねてきて、ユダヤ人を救って欲しいと頼まれるも断る。
⑦海上で遭難したひとを救助するもそれはユダヤ系ドイツ人で、いよいよ真相を知ることになる艦長。
⑧子どもができたこともあって、潜水艦学校の教職を受けることにしたが、すぐに心変わり潜水艦に戻ることに。
⑨ユダヤ人を亡命させようとした牧師の処刑を止めさせる。戻ってきたら助け出すと約束する。
これだけフラグ立ったらまー死ぬよねという展開だった。
かなり面白くて、画面もきれい。
潜水艦内の細部よかった。海上から打たれる探査音が独特だった。
人気のある潜水艦ものなのに、ぜんぜん見られてないのが不思議。
面白かった！

記録

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