ひでG

おしゃれ泥棒のひでGのレビュー・感想・評価

おしゃれ泥棒(1966年製作の映画)
3.4
こんな雨続きて、世の中的にも憂鬱なことが多いウイークデーは、こんな映画で気分転換。

名称ウイリアム・ワイラーが6分目あたりの力の入れ具合【抜き具合】で作った、
まるで【休日の昼下がりの紅茶とクッキー】みたいな作品。

もちろんヘップバーンをめでる映画なんだけど、
出だしのヘップバーンは
「やや厚化粧?」と思いたくなるよお顔。

「ローマ」が53年
「サブリナ」が54年
「昼下がりの」が57年、

このあたりが1番輝いていた頃かな。
本作は66年。「ローマ」から13年。
仕方ないか、、

でも、さすがはヘップバーン、
さすがは、ワイラー。

本題に入って、いよいよ「お盗みになる」あたりから、ヘップバーンの美が俄然ペースを上げていき、
あの掃除小部屋では、以前のキュートさ復活!マックス!

掃除のおばさんスタイルがキュートだなんて、彼女しかいない。
帽子姿がまたかわい!

大人のレディになった彼女はキスシーンもかなり積極的!

それから、ヘップバーンって、お声がかわいい!
吹替をずっとやってらした池田昌子さんの声も素敵だけど、やはり字幕の生声でいきたいね。


邦題がうまいね。
「おしゃれな泥棒」か、どうかはわからないけど、なんとなく、その言葉でコーティングできるくらいのコンパクトな映画でもあるのかな。

贋作、ブーメラン、空瓶、小道具の使い方も、まあ定番通りのハマり方、さすがですな。

まあ、ありえないって言わないで、軽く観ようよ。
最後に全ていいところに収まるあたりも
うまいし、軽い【褒め言葉ですよ!】

がっつりした食事や栄養価は考えずに、
【オレオ】が食べたくなる瞬間もあるじゃん。

嫌な流れの世の中をしばし、【オレオ】で忘れたいな。
それも必要なこと。ですよねー
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