マンハッタンに住む3人きょうだいが、肌の色への根強い偏見や差別に傷つき葛藤する。
黒人の血が流れていても、漆黒に近い黒さから白人に近い色まで、肌の色は様々であることを改めて知った、当然のことなのに。これまでそんなことを考えたことがなかった。そしてそれが兄弟間であっても違いがあることを。
そしてこの作品の見どころのひとつは、ドスのきいたジャズの演奏シーンが随所にあること!
やっぱりジャズは黒人の音楽なんですね。体臭や毛穴から音楽が滲み出てくるようだ。
脚本なし、役名もすべて俳優の本名を使ってアドリブで撮影されたそうです。そんなところも、ジャズの即興演奏のよう。
それにしてもタイトルが悲しい。
アメリカ社会の影、という意味なのか