Ark

デッドマンのArkのレビュー・感想・評価

デッドマン(1995年製作の映画)
4.5
2025-47
仕事のオファーの手紙を受け取り、“マシーン”という町にはるばるやってきた会計士ウィリアム・ブレイク。現地に到着するも、工場の手紙をくれた雇い主に「2ヶ月前の手紙だ。1ヶ月遅刻だ」と言われ雇ってもらえなかった。行き場もなく町をフラついているときセルという若い女性と出会うが、痴情のもつれに巻き込まれ男が発砲。セルはウィリアムを庇うが、セルを貫いた流れ弾がウィリアムの胸に命中し深手を負う。逃げた先でネイティヴ・インディアンの“ノーボディ”に助けられるが、同姓同名のイギリスの詩人と間違えられる。そのままノーボディと共に森の中を逃げるのだが……。



若いときのジョニー・デップ、被弾して以降ずっと具合悪そうな様子なのだがそれすら爆イケセクシーで眼福眼福🙏🏻別にタイプではないけど見るほどに惹かれるよね。

ウィリアムがずっとノーボディに同名の詩人と間違えられてて、タバコ持ってない・吸わないって言ってるのに「タバコ持ってる?」って聞かれ続けるのが面白い。人違いもタバコの件も、言われ続けるので途中から諦めてるウィリアム(笑)

イギリスの詩人ウィリアム・ブレイクの詩が散りばめられているようだが、この詩人を知らないのでそれは分からない。でもセリフがポエミーで、途中でウィリアムが「お前の話はさっぱり分からない」って言ってたけど私も同じ気持ち(笑)

グロシーンは人間の腕を食べるシーンと頭を踏み潰すシーンの2つだけど、たった2つしかないグロシーンが2つとも超グロい。

ディッキンソン工場の支配人はハリーポッターシリーズでオリバンダーを演じたジョン・ハート、工場の社長の息子でセルの恋人の男はガブリエル・バーン、白人交易所の男はアルフレッド・モリーナ、森の中で出会ったビッグ・ジョージ(画面左)はビリー・ボブ・ソーントン、森の中の男(画面右)はジャレッド・ハリス、冒頭で出会う1人目の変人である機関士の若者はクリスピン・グローヴァーが演じている。なかには見た目が違いすぎて一見誰だか分からない人も(笑)

“Every Night and every Morn
毎晩そして毎朝
Some to Misery are Born
あるものたちは悲嘆に生まれつき
Every Morn and every Night
毎朝そして毎晩
Some are Born to sweet delight
あるものたちは甘美な歓びに生まれつく
Some are Born to sweet delight
あるものたちは甘美な歓びに
Some are Born to Endless Night
あるものたちは終わりなき夜に”
Ark

Ark