片腕マシンボーイ

男はつらいよ 私の寅さんの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)
3.7
と、寅さんが留守番だって?

久々に旅から帰ってきた寅さん、ところが寅屋のみんなの様子がおかしいぞ?
なんと、翌日からみんなで九州旅行に行く予定だったのだ!
寂しさを持て余した寅さんは果たして無事に留守番できんのか?って話

もうな、たった3日4日の旅行なのに、さくらに毎晩電話よこせ!言うてな、電話したらしたでかけてくんのが遅いだの、切るのが早いだの…単身赴任中の新婚夫婦か!ゲラゲラ、いやな、可愛いけども、実際身近にいたら面倒なオッサンやで
でもな、もうすぐみんな帰ってくるなると源ちゃんに手伝わしてな、お茶漬け用意しろ!だの、風呂沸かせ!だの、でもいざ帰ってきたら照れくさいのか黙り込んじゃってな…もう、まぢ可愛いかよ!ゲラゲラ

さて、そんな寅さん、今回も恋に落ちますよ!
本作のマドンナは幼なじみの妹リツコさんでしてね、いつもは一目惚れする寅さんですが、本作の出会いは最悪ですよ…出会ってそうそう大喧嘩!それもな、絵描きの彼女の作品を寅さんが汚してしまったんが事の発端、口喧嘩ならお手の物な寅さんですが彼女も相当虫の居所が悪かったようで負けてませんよ、「虎だか熊だか知らないけどね!」「熊さん熊さん」「熊さん!熊さん!」けちょんけちょんに言われた上に名前まで間違われる始末で寅さんは逃げるように寅屋へと帰るのです!
すると、後日突然に寅屋を訪ねてくるリツコさん、もちろん寅さんは喧嘩腰なんですがね、怒りも治まったのか先日とは打って変わって穏やかで明るいリツコさんの姿に寅さんは瞬く間にメロメロに、ゲラゲラ
マシンボーイも本作のマドンナリツコさんは久々に好きなマドンナでしたなぁ、ぺろぺろ、ジャケのリツコさんは呪いの蝋人形みたいな顔してますが本物は美人ですよ!
あとな薄手のセーターにブラジャー透けてるんどうにかなさい!ぺろぺろ、童貞寅さんには刺激強いわ!

最初の悪印象がなんのその、どんどん仲良くなる2人ですが、結局リツコさんの寅さんに対する好きの気持ちは恋人に対するそれでは無く親友に対するそれであり、またも寅さんは恋に破れるのでした…
しかし寅さんは恋には何度も何度も破れるけども、恋には破れど愛を紡ぐ姿が素晴らしく、フリはしても寅さんを嫌うマドンナはひとりもいないんですよなぁ、いや、マドンナに限らず寅さんを嫌ったり恨んでる人なんて誰もいな…いや、タコ社長くらい…源ちゃんも毎回いじめられてるしやな…だったら、タコ社長んとこの従業員達も…

うん!あとな、あとな、おいちゃんやおばちゃんや、さくらにひろしも酷いんやで!タコ社長への旅行のお土産がタコばかり!
まぢタコグレるで?ゲラゲラ