大好きな2人が出ているだけで大満足!
ディックの原作も併せて楽しめる作品。
議長が誰かは気になるところ。アンソニー•マッキーも最後まで不思議な雰囲気を醸し出していて、素敵な役どころだった。
“運命の書”が存在するこの世界では、その内容から外れた者を”調整”するための調整局というものが存在する。マット・デイモン演じる議員候補がそれに抗い運命の女性エリーと添い遂げようと奮闘する話。
自分の運命を可視化するとこうなるのか、という新鮮さと、帽子がキーアイテムとなるお洒落さに文字通り脱帽である。
この作品が伝えたいメッセージが何より素敵である。運命は自分で切り開くもので、意思の強ささえあればなんだって乗り越えられる。因果論を信じずに、どんなことにも挑戦してみたくなる、その気持ちを応援してくれる一作。